2016-01-01から1年間の記事一覧

語源を考える〜『キョウジョシギ』

キョウジョシギの語源についてネット辞書等を見てみよう。‖ Wikipedia ‖ キョウジョシギ 和名は、よく目立つまだらもようを京都の女性の着物にたとえてつけられたもの。‖ 日本の鳥百科 ‖ キョウジョシギ 夏羽のときは白・黒・栗色のだんだら模様が、京の女が…

語源を考える〜『フクロウ(梟)』

「日本語源大辞典」(前田富祺監修、2005年、小学館)の『ふくろう』の項目にはこう書かれている。ふくろう[ふくろふ]【梟】 フクロウ科の鳥。全長約50センチメートル。頭部はきわめて大きく、顔はほぼ円形。頭上に耳状の羽はない。昼は森林の木のこずえで…

語源を考える〜『きんたま』

『きんたま』の語源について、「日本語源大辞典」(前田富祺監修、2005年、小学館)にはこう書かふれている。きん-たま【金玉・睾丸】 睾丸の俗称。✦天正本節用集 1590 [語源説] ❶イキノタマ(生玉)の上略音便か〈大言海〉。 ❷キビシタマ(緊玉)の義。キ…

語源を考える〜『みなみ(南)』

方角を表す『みなみ(南)』の語源について「日本語源大辞典」(前田富祺監修、2005年、小学館)にはこう書かれている。みなみ【南】 方角の名。日の出る方に向かって右の方向。十二支では午(うま)の方角に当たる。✦初出:蜻蛉 974頃 [語源説] ❶ミナミ(…

語源を考える〜『たけなわ』

「日本語源大辞典」(前田富祺監修、2005年、小学館)には『たけなわ』の語源についてこう記述されている。たけなわ[たけなは]【酣・闌】(名)(形動) ある行為・催事・季節などがもっともさかんに行われている時。また、それらしくなっている状態。やや盛り…

語源を考える〜『わくらば(病葉)』

『わくらば(病葉)』の語源について、日本語源大辞典(前田富祺監修、2005年、小学館)にはこう書かれている。わくら-ば【病葉】 病気や虫のために朽ちた葉。特に夏頃、紅葉のように色づき枯れた葉。✦初出:匠材集 1597 [語源説] ❶ワクルハ(別葉)の意〈…

語源を考える〜『しぐれ』

『しぐれ(時雨)』の語源について「暮らしのことば語源辞典」(山口佳紀編、1998年、講談社)にはこうある。 《時雨(しぐれ)》 晩秋から初冬にかけて、一時ぱらぱらと降ってくる小雨。風が強まって急に降ったり、すぐ止んだりする。「時雨」は、時に降る…

語源を考える〜『ナナカマド』

Wikipediaのナナカマドの項目にはこんな記述がある。 語源 「ナナカマド」という和名は、“大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない”ということから付けられたという説が広く流布している。その他に、“7度焼くと良質の炭になる”という説や、食器に…

語源を考える〜『つたなし(つたない)』

『拙し(口語:拙い)』の語源について、日本語源大辞典(前田富祺監修、2005年、小学館)にはこうある。 《つたな-い》 【拙い】 能力や品格など、物事が劣っているさまについて広く用いる。✦(初出)西大寺本金光明最勝王経平安初期点 830頃 [語源説] ❶…

語源を考える〜『ぐれる』

「悪の道に入る」の意味の『ぐれる』の語源について「暮らしのことば語源辞典」(山口佳紀編、1998年、講談社)には、こう書かれている。 《ぐれる》 不良になる。悪の道に入る。 語源は、グレハマのグレに活用語尾をつけて動詞化したものという。グレハマは…